ASAの、ただのクルマ好き 第201回 自分勝手に昭和、平成を愛車で振り返ってみましたよ その3

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投稿日時
2019/04/30 23:14
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スペックに一目ぼれで買った

アコード


今のクルマはあまりエンジン性能やサス形式などのスペックをカタログにも詳しくうたってないので、ちょっとさびしいASAです。クルマの魅力は、カッコよさはもちろん、そのスペックにもあると思います。エンジン型式、サス形式、ディメンション、重量、さらにこまかな制御やメカニズム。クルマ好きなら、皆さんそうじゃないでしょうか。


セダン好きのボクは、セダンだってスポーティなほうがいいとずっと思っていました。そこに登場したのが、3代目のCA型アコードです。


なんとセダンながら、当時のスポーツカーに多く採用されていたリトラクタブルヘッドライトを装備。このおかげで低いフロントノーズを実現。セダンとは思えないスポーティなデザインにハートを鷲掴みされちゃいました。


それだけじゃないんです。セダンらしからぬおしゃれな外観以上に、そのスペックは超魅力的に感じられました。



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なにしろ、エンジンは直4・4バルブDOHCで、B20A型2ℓの出力は160PS!! なんとS20型直6DOHCのGT-Rと同出力じゃないですか。当時4バルブDOHCエンジンと言えば、スカイラインRSのFJ20くらい。しかもあちらは150PS。おー、パワーで勝ってるじゃん。


さらに、サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーンとくれば、クルマ好きはノックアウトです。速攻で注文したのは言うまでもありません。独身で実家住まいのボクは、後先考えずにもう買うことしか考えてなかったですね。


兄貴の友人のつてで少し安く買える店を紹介してもらい、当時まだ珍しかったオートエアコンをオプションで選択。エアコンがまだ後付けだった、懐かしい時代です。しかし、これがあとで思わぬことに・・・。


注文から1か月くらいたち、納車日が確定。真夏のドピーカンの日、販売店までウキウキしながら取りに行くと、なんとエアコンが付いていないんです。えっ、どういうこと?と確認すると、オートエアコンの注文が多すぎて生産が間に合わず、付けられなかったというんです。


ちょっと待って、そんな話聞いてないよ。というか、今日の夜から学生時代の写真部のOBとして富山まで慣らし運転兼ねてロングドライブ行くのに、エアコンなしって、勘弁してよ~といっても後の祭り。


仕方なく、エアコンなしの新車で夜に富山を目指して出発。運悪く、その日は鈴鹿で8耐が開催されるということで、東名はバイクで大渋滞。当時はバイクが空前のブームで、あの光景は今じゃ考えられません。


なんとか東名を抜け、北陸道方面に向かうと朝方にまたまた大渋滞でクルマが完全に停止。まったく動く気配がありません。聞けば先の出口が海水浴場の近くで、一般道の渋滞と重なってまったく動かないとのこと。



退屈になった人たちは車から降りてキャッチボールとか始める始末。とても高速道路上の後継とは思えません。徹夜で走っていたボクは、いつしか夢の中に・・・。


運転手さん、起きてください! その声に飛び起きたのは何時間くらい居眠りした後だったんでしょうか。前を見るともうクルマが1台もいません。起こしてくれたのは、パトロール中の警察官。


どうやら、クルマが止まると同時に多くのドライバーが寝ちゃったみたいで、前から1台1台起こして回っていたようです。本当にご苦労様でした。


しかし、日が昇ると暑いのなんの。窓を開けても、サンルーフを開けても無駄。汗ぐっしょりで富山に着いた時には、もうダウン寸前でした。でも、最近の暑さに比べれば、まだマシだった気がします。いまだったらエアコンがなかったらきっと死んでいたことでしょうね。



ちなみにエアコンが来たのは8月もそろそろ終わりという頃。そのころには、大分エアコンなしにも慣れ、エアコンが付いたころにはほとんど使わなくても大丈夫になってました。人間、意外に環境に慣れるものですね。


ちなみに、このアコードはボクにとって初めてのFF,AT,パワステ車で、エアコンが初めに付いていなかったことを除けばとっても楽チンで快適なクルマでした。


オプション誌でも、いろいろな部分に手を入れて記事展開。内装の天井の色が気に入らず、全面スェード調の合成皮革に貼り換えるなど、ドレスアップもしてました。


エンジンのチューニングもしたくて、無限にいきなり電話。本田博俊さんにエンジンパーツ作ってくれと直接会いに行ったこともありました。今考えりゃ、無謀な話ですが、博俊さんは訳の分からん若造にもちゃんと会ってくれました。もちろん、雑誌のためにパーツは作れん、と断られましたが。




このクルマは谷田部で最高速テストをしたり、青森まで一人で友人を訪ねたりといろいろと思い出がいっぱいです。書いているときりがないくらいです。


でも、そんなお気に入りのクルマでももっと気になるクルマには敵いません。その次のクルマはというと、日産マキシマです。またまたセダン。初め見た時にはなんとも思わなかったのですが、1年目に追加されたSEというグレードに一目ぼれ。これも衝動買いみたいなものです。


この時にアコードは下取りに出さなかったのですが、弟がインテグラを買うというので、その下取りにあげちゃいました。


不思議なもので、このアコードはとても気に入っていたんですが、また乗ってみたいかというとそうでもないんです。どうしてなんでしょうね。人の気持ちっておもしろいな、と思うのでした。


では、マキシマについて書く前に、途中でついつい買ってしまったクルマについて少し書きたいと思います。良ければ次のコラムを読んでくださいね。