ASAの、ただのクルマ好き 第224回 ホイールのオフセット対策しました その2 

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投稿日時
2019/11/30 19:49
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今度はしっかりと

ハブ径を確認しましたよ


慌てて買って、ハブ径を間違えてしまった、間抜けなASAです。そして、今回は間違えずにちゃんとハブ径が合ったハブセンタリング機能付きワイドトレッドスペーサーを手に入れました。


失敗を機に、もう一度スペーサーの厚さ等を確認。すると、前回買った15mm厚では純正に近くなるだけで、まだまだホイールとホイールアーチの間に隙間があることが判明しました。そうなんです。純正の+45mmのインセットだと、チェーンを巻いても問題ないスペースが確保されていて、ホイールがそれより5mm外に出ても、しょぼい感じは変わりありません。


そこで思い出したのが、初代J32ティアナくんを手に入れた時に装着されていた社外のホイールのことです。ほぼツライチに見えカッコよく見えました。で、そのホイールサイズを調べたところ、7Jx17 +30ということがわかったんです。





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逆算すると、+55のこのホイールの場合25mm厚のワイドトレッドスペーサーを使えるということです。この厚さであれば、ハブのスタッドボルトがワイドトレッドスペーサーから飛び出すことなく収まるハズです。


で、この厚さのハブセンター機能付きワイドトレッドスペーサーをアメリカで見つけました。メイドインUSAという本体は、ジュラルミン鍛造素材の削り出しで、ボルトも高強度のもの。さらに表面は美しいブラックのアルマイト処理。固定するナットも専用の高強度品のようです。


しかも、価格が1台分で日本で売られている同等品の半額以下。送料を入れても1万円を切る価格。これなら予算内です。今回はサイズなど細部をしっかりと確認して購入しました。


商品は2週間ほどで到着。梱包もしっかりしていて、キズや破損もなくひと安心です。


早速装着することにしました。ホイールを外してまず装着できるか確認してみると、今回はホイールセンターにハブリング部がピッタリとはまりました。

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装着自体は難しくありません。パンク時にスペアタイヤに交換できる人であれば、誰でも簡単に装着できると思います。


ただ、少し気をつける点は装着前にハブやホイールの密着する表面をキレイにして、密着面の平面を確保するということです。表面にサビやゴミ、汚れが付いていると、それが面の密着を妨げ振動が発生する原因になりえます。たとえ小さなゴミでも、微妙に影響を与える可能性があるんです。


キレイにする方法は簡単で、金属ブラシで表面を丁寧にこするだけでOK。これは、ホイールのローテーション時やタイヤ交換時にも行った方がいい配慮。ちゃんとした交換作業を心がけているタイヤショップでは、タイヤを外した時には必ずやっている作業なんです。


まず、ホイールを外したら、ホイールとハブが接する部分の汚れやサビをしっかりと落として、転がらないように寝かせておきましょう。




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次にハブ部のサビや汚れを同じように金ブラシでキレイにし、その後にワイドトレッドスペーサーがちゃんと付くかはめてみます。


問題ないようであれば、ワイドトレッドスペーサーに付属している専用のナットを使って、ハブにワイドトレッドスペーサーを固定。締め付けトルクは、ホイールの指定値と同じ数値で大丈夫。J32ティアナの場合は108N・mのようです。


本来は必要ないのかもしれませんが、今回はワイドトレッドスペーサーのナットが外れないように、念のためにロックタイトのねじロック中強度タイプ243を使うことにしました。


ロックタイトは、現在はドイツのヘンケル社のブランドとなっていますが、もともとはアメリカの接着剤会社で嫌気性の瞬間接着剤を発明したことで有名な会社です。


ロックタイトのねじロックの登場により、かつてはレース中に外れるネジで事故が多発していたのに、ロックタイトの使用を義務付けたところ、インディ500でネジの脱落がなくなったそうです。

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ロックタイトをボルトに1滴たらしてナットを締め付け、最後にトルクレンチを使って正確なトルク管理で締め付けます。こうすることで、ナットの緩みを大幅に防ぐことが可能です。ハブとホイールの間に取り付ける部品だからこそ、慎重には慎重を期したいところです。


ワイドトレッドスペーサーをしっかりとハブに固定したら、いよいよホイールの取り付けです。ここは特別に難しいことはありません。タイヤ交換の要領で取り付ければいいんです。


ナットを締め付け、トルクレンチで均等に締め付けトルクを確認後、ジャッキを外すとホイールハウスからタイヤが飛び出すことなく、タイヤ&ホイールがツライチで収まることを確認できました。25mm厚を選んで正解でしたよ。


同じことを4本で繰り返し、約1時間ほどでワイドトレッドスペーサーの装着完了。



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歳取って運動不足と体力が衰えたこともあって、手動でジャッキを上げ下げし、1本20kgほどあるタイヤ&ホイールを外してまたはめる作業は、単純作業ながらかなりの重労働。


それでも、クルマがカッコよくなることを期待して、なんとかやり遂げました。


その効果は一目瞭然。まるで古いアメ車のようにホイールが内側に入っていたものが、ワイドなトレッドで木が大地にしっかりと根を下ろしているかのように安定して見えるようになったんです。


ま、普通に見えるようになったとも言えますが。


カッコよく見えても、走りに変な影響が出てしまっては元も子もありません。走ってみると、クルマの安定感がアップした感じです。トレッドが広がった分、車体が左右に小刻みに揺れる感じも低減しました。


乗り心地も心なしかよくなったようで、裏面からのショックも小さくなったようです。レバー比の関係でバネレートが下がったからかもしれません。

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また、今まではホイールが内側に少し入っていたせいか、ステアリングをフルに切って曲がるような狭い路地では、路面がうねっているとタイヤがホイールハウス内をこすることがあったんです。


それが、従来こする音が出ていたような場所で、いまのところ音が出なくなりました。


というわけで、いろいろ心配していたのですがそれも杞憂だったようです。まだワイドトレッドスペーサーを装着してから、そんなに走ってないのではっきりしたことは言えませんが、考えてみればJ32の純正17インチホイールで考えれば15mm厚のスペーサーを入れたイメージなので、それほど影響は出ないということかもしれません。


いろいろ悩んで、失敗もしたワイドトレッドスペーサーの装着は今のところ成功のようです。もう少し走ってみて、何か変化があればまた報告しますね。

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■ワイドトレッドスペーサー装着前

装着していたJ31用の17インチホイールは、インセットが+55。ホイールがJ32純正ホイールより10mm引っ込んでいるだけで、こんなにカッコ悪いんです。

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■ワイドトレッドスペーサー装着後

25mm厚のワイドトレッドスペーサーを入れたところ、ほぼツライチないい感じになりました。J32純正ホイールであれば、15mm厚のワイドトレッドスペーサーを装着するとこんな感じになるはずです。

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■メイドインUSAのワイドトレッドスペーサー。説明ではかなりのハイクオリティのようです。