ASAの、ただのクルマ好き 第236回 最近の液晶式メーターってよくできてますね

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投稿日時
2020/04/30 23:52
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さりげなく高性能な

最新のメーター表示はスゴイなぁ


昔チューニングカーに乗っていた頃、スピードメーターのスケールアップは必須項目でした。ASAです。たとえスピードリミッターが入っていて180km/hしか出なくても、エンジン性能が低くてもともと180km/h以上でなくても、250km/hや300km/hスケールのスピードメーターを装着するだけで、気分が上がったものです。


で、輸出用があったり人気のある車種ではスケールアップされたメーターが売られていましたが、国内専用モデルでさらにマイナーな車種だと、当然ながら探すのに一苦労。というか、どこかで作ってもらうしかありませんでした。


ただ、そんな車種のメーターを特注で作ってもらった時の嬉しさは格別。なんというか、わけのわからない優越感に浸ったものです。正直オタクですね。


ところが、最近のメーターナセルを見てビックリ! 表示はモニターに表示された画像じゃないですかぁぁぁぁ!!

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確かにスピードメーターやタコメーターの針が動いているんですが、実際には針はなく、モニター上に表示された針が動いているように見えるだけなんですね。


で、車種によっては走行モードを切り替えるとメーターの表示も変わり、スポーティに変身したりするからビックリ。これじゃあ、メーターチューニングは過去のものになったなぁ~と時代の流れにトホホとなりました。ま、古いクルマに乗ればいいんですけどね。


おっと、話がそれちゃいました。今回お話したいのは、メーターチューニングの話ではなく、最新の優れたメーター表示のお話です。


最近、制限速度+αくらいの速度で走っていると、もっとスピードを出せと言わんばかりに、まるであおってくるかのように後ろにピッタリと迫ってくるクルマが増えましたよね。


しかも、そんなクルマがいかにもっていうヤツじゃなくって、一般のミニバンや軽自動車だったりするんです。

ま、クルマの性能が上がって、軽自動車やコンパクトカーでも静かに加速するようになったこともあるでしょう。さらに制限速度標識はもちろん、自車のスピードメーターも確認してないんでしょうね。


あるいは、制限速度で走行していたつもりでも、走行している道路の制限速度が変わったことを見落としてしまい、うっかり速度超過で走行してしまうこともあるかもしれませんね。

 

そこで、運転時の速度超過を視覚と聴覚に訴えることで、安全運転を支援しようという開発されたのが、TSR:交通標識認識システムです。

 

マツダ3やCX-30に搭載されているTSRでは、走行中にフォワードセンシングカメラ、またはナビゲーションシステムが認識した交通標識を、HUD:ヘッドアップディスプレイおよびメーターに表示することで、交通標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援するようになっています。


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カメラで捉えた最高速度標識より自車の速度が超過すると、表示している最高速度標識のまわりが橙色に点滅し、同時に警報音が鳴ります。

 

特に優れているのは、単純に制限速度が表示されたり、警告音を発するだけでなく、認識した最高速度にあわせてスピードメーターの目盛りの色が変わり、超過している速度が一目でわかるようになっている点。

 

HUDとスピードメーター上の表示と警告音による速ダブルの度超過警告によって、速度標識やスピードメーターを見ない人も、いま自分がスピード違反をしていることがすぐにわかるんです。これならメーターなんて見たことない!と言う方でも気づくでしょう。

 

警報タイミングは、制限速度、制限速度+5km/h、制限速度+10km/hの3通りから選んで設定可能なので、基本的に制限速度を守って走行している人なら、警報を煩わしく感じることも少ないハズ。


ただ現状では、速度超過警報は初期設定で作動しないようになっているので、自分で設定する必要があるんです。また、TSRを作動しないようにすることも可能。その場合、交通標識は認識しなくなっちゃいます。

 

ちょっと気になったのは、カメラが速度標識を認識しないと、メーター内の制限速度表示が切り替わらないこと。

 

テスト走行時、30km/h制限道路から60km/h制限道路に流入後、しばらく30km/h制限の表示が続いたことがありました。カメラで認識してメーター内に表示するんで、しかたないといえばそれまでなんですが。

 

せっかくの安全運転支援システムも、誤作動のように警告音が鳴りっぱなしでは信頼度が落ちてしまいます。この辺りは、ナビデータと連動させるなど、是非早急に改善してほしいところです。

 

これらも自動運転が現実化されれば、いらなくなっちゃうんでしょうけれど、今のところは多くのクルマに採用してほしいものです。