ASAの、ただのクルマ好き 第249回 プライバシーガラスって日焼けするの知ってました?

操作メニュー
投稿日時
2020/06/30 18:30
[写真]

目かくし効果だけで

暑いし日焼けもする

プライバシーガラス


最近、ほとんどの新車で純正採用されている後席のプライバシーガラス。車内が見えなくなるだけでなく、断熱効果があってエアコンの効きが良くなるといったふれこみから人気が出て、登場当初はオプション設定だったものが、いまでは標準化が普通になっちゃいました。


でも、暗くなると目が悪い人は視認性が低下。とくに夜間は後ろが見えないんで普通のガラスにしてほしいという方もいると思います。ところが、いまでは普通の透明ガラスの方がオプション設定。しかも、上級グレードには透明ガラスの設定がないなんて言うこともあり、しかたなくプライバシーガラスにしているケースもあるに違いありません。


ここで衝撃の事実。じつはプライバシーガラスって、紫外線カット率は高くなく、断熱性も普通のガラスより少しいい程度だって知ってました? つまり、日焼けもするし暑さもカットできてないんです。


[写真]

これは、ある人気ハイブリッド車のプライバシーガラスの、上から順に可視光線透過率、赤外線カット率、紫外線カット率を測定した数値です。


可視光線透過率はプライバシーガラスなので暗いために低く59%。赤外線カット率はというと、86%。そして紫外線カット率は75%しかありません。


ではこの数値がどの程度のものなのかを知っていただくために、一般的な透明ガラスを採用したセダンの運転席側透明ガラスで同様に3項目を計測してみました。数値は写真のとおりです。



[写真]

可視光線透過率は、運転席側ウインドウガラスなので70%以上ないと車検に通らないのですが、計測値は73%とクリア。次に赤外線カット率は85%。なんと、プライバシーガラスとほとんど同じ。紫外線カット率に至っては78%と、こちらの方が優れているじゃないですか。


つまり、プライバシーガラスは、暗いだけで赤外線も紫外線もバッチリと通しちゃっているモノがほとんどなんです。プライバシーガラスだから、日焼けしないし、暑くないというのは、勘違いというか思い込みだったんですね。


ただ暗いだけのプライバシーガラス、みなさんはどう思いますか?


余談ですが、UVカット機能がないただ暗いだけのサングラスありますよね。炎天下の行楽地や海辺でファッションでかけるサングラスにそんなヤツがあると思うのですが、あれはただ暗いだけで、目を保護するどころか害を与える可能性があるので、長時間は使用しない方がいいです。


なぜなら、黒いだけのサングラスをかけると可視光線透過率が低いために瞳孔がひらくのですが、紫外線は透過してしまうために、眼球が日焼けして損傷してしまう可能性があるんです。


この黒いだけのサングラス、目にいいだろうという思い込みで使用してしまい、結果、目を傷めてしまう。


なんだか、プライバシーガラスと似てますよね。