ASAの、ただのクルマ好き 第250回 紫外線100%、赤外線も最大99%カットする透明フィルムを試してみました  その1

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投稿日時
2020/06/30 19:10
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可視光線透過率92%なのに

紫外線と赤外線をバッチリカットする

透明フィルムです


暑くなってくると、クルマに乗っていて気になるのは、窓から差し込む強い日差しがジリジリと焼け付くように熱く感じることじゃないでしょうか、ASAです。


とくに美白にこだわる女性にとって、日焼けは大敵。日焼けをしたくない一心で、クルマを運転中でも腕に日焼け防止のカバーをしているのを見かけますよね。


ジリジリと焼け付くように熱く感じるのは、太陽光線の赤外線によるもの。また日焼けをするのは、紫外線の影響です。そこで、最近のクルマは紫外線カット(UVカット)や赤外線カット(IRカット)ガラスの採用をカタログ表示しているものが増えていいます。女性でなくとも、気になる性能表示ですよね。



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でも、UVカットガラスのクルマを選んだはずなのに日焼けをする。IRカットガラスのはずなのに、日差しのジリジリ感は低減しているように感じない。そんな体験をしているドライバーは多いのではないでしょうか。


実際に、UVカットガラスのカット率を調べてみると、それほど高くないことがわかるのは、前回のコラムにも書いた通り。ほとんどのクルマのUVカット率は、一部を除き100%のものはありません。


フロントは100%でも、サイドは80%に満たないものも多いんです。しかも、カタログで100とうたっていても、実際には99%だったりするんですね。


UVカット率99%なら、かなり効果が高いのではと思うでしょ? じつは、ここが数字の落とし穴。紫外線が1%透過でも日焼けするんです。


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ではどうしたらいいんでしょう? 一番簡単な方法は、UVカット率が高いウインドウフィルムを貼ること。これで日焼けは防げるんですが、ひとつ問題点があります。


それは、可視光線透過率。フロントとフロントサイドウインドウは、可視光線透過率が70%以上ないと車検が通らないんですね。そして、透明に思えるフロントまわりのガラスは、ノーマル状態でも可視光線透過率が74~75%程度。ここにスモークフィルムを貼ると、かなり色が薄いものでも、可視光線透過率が70%を簡単に割ってしまうんです。それじゃ貼れないですよね。


ちなみに、リアウインドウはスモークフィルムを貼っても車検はOK。そのため、最近のクルマの多くが、リアにプライバシーガラスと称する色つきガラスを採用するようになったわけです。でも、これらは単なる色つきガラス。紫外線も赤外線もバッチリと通しちゃいます。


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可視光線透過率70%をクリアするためには、フィルム自体が高い透明度を実現していなくてはいけません。ところが、紫外線カットや赤外線カットの機能とフォルムの透明度を両立させるのは、従来のウインドウフィルムの製造技術ではハードルが非常に高く、作れなかったんです。


その問題点を解決して登場したのがLFTの『ダブルバリアフィルム』のクリアシリーズです。可視光線透過率92%という高い透明度を実現しながら、UVカット率は100%。さらに、最高値99%という高いIRカット率も同時に実現しているんです。これがダブルバリアフィルムという名称の所以なんです。


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高いIRカット率を実現したダブルバリアフィルムは、暑い日差しによるジリジリ感を大幅に低減させることが可能。これは、人が暑いと感じる赤外線波長の遮断範囲が広いからなんです。このため、簡単なデモ機器でもその効果をしっかりと体感できました。


今回、テスト車の運転席&助手席ウインドウの2カ所にダブルバリアフィルムDB‐C92MXフィルムを施工してもらい、その効果をチェックしてみました。このフィルムは、可視光線透過率92%。UVカット率100%。IRカット率97%。


可視光線透過率90%のDB‐C90EXもあり、こちらのほうがIRカット率99%と断熱性能が高いんですだが、サイドウインドウガラスの可視光線透過率を計測したところ、73%しかなかったため、70%以上を確保するために必然的にDB‐C92MXのチョイスとなったわけです。


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LFTスタッフによる施工は、じつに美しい仕上がり。フィルムを貼ってあると言われても、未施工のガラスと見分けがつかないくらいガラスの透明度は同じに見えます。


それなのに、停車時の炎天下で差し込む太陽光のジリジリ感は確実に低減していることを実感しました。ただ、施工したのが運転席と助手席の窓ガラス2面だけなので、走行時には他のウインドウガラスから赤外線が侵入してくることもあって、ジリジリ感を完全に排除することはできません。


やはり、効果をフルに得るためには全面にフィルムを施工すべきなのでしょうね。



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とは言え、真横から日差しがあたるようなシーンでは、確実に顔や腕の暑さが和らいだのも事実です。そして、エアコンの効きも心なしか良くなった気がします。


もし、愛車が高機能ガラス仕様のハズなのに、日焼けが気になったり、日差しがジリジリと熱く感じているなら、そのガラスは機能が期待値より低い証拠です。


ダブルバリアフィルムを取り扱っているカーフィルム施工店のデモ器機でフィルムの効果を体感すれば、きっとその違いに驚くハズですよ。


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■運転席ウインドウの計測値

テスト車の運転席ウインドウは、可視光線透過率73%。IRカット率85%。UVカット率78%でした。


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■運転席ウインドウのフィルム施工後計測値

運転席ウインドウにフィルム施工後の計測値は、可視光線透過率71%。IRカット率94%。UVカット率100%になりました。この数値なら車検も問題なし。UVテスターでも変色しませんでした。


取材協力:エルエフティー ☎045-620-3401 https://www.lf-t.jp