ASAの、ただのクルマ好き 第251回 紫外線100%、赤外線も最大99%カットする透明フィルムを試してみました その2

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投稿日時
2020/06/30 20:19
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可視光線透過率が高いので

フロントウインドウにも貼れるんです


前回の第250回からの続きです。是非、その1から読んでくださいね。


運転席と助手席のウインドウにダブルバリア透明フィルムを貼った2代目ティアナくん。暑い日には、確実にサイドから入ってくる強い日差しのジリジリ感を低くしてくれるのを実感。


その分、前方から日差しが入ってくるときはその暑さをもろに感じてしまいます。そこで、フロントウインドウにもダブルバリアフィルムを貼ってもらうことにしました。


貼ったのは、DB-C90EX。可視光線透過率90%の透明フィルムです。赤外線も最大で99%カットしてくれるんです。


サイドウインドウにフィルムを貼るところはみたことがありますが、フロントウインドウにフィルムを貼るところは見たことがありません。湾曲があるガラスの大きな面積に1枚のフィルムをどうやって貼るのか興味津々です。


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そこで、どうやって貼っていくのか、作業現場で見せてもらいました。


フィルムを貼る前に、作業の邪魔になるピラーの内張りやルームミラーなどを外します。


その後、フィルムを貼るガラスの内側の油脂をしっかりと脱脂。これをちゃんとやっておかないと、フィルムがきれいに貼れないからです。


フィルムの型取りは、フロントウインドウの外側にフィルムを当てて行います。型取りが済んだら、ヒーターを使って熱しガラスのRに合うようにフィルムを伸ばしていきます。


見ていると簡単なようですが、高温のヒーターで作業を行うので一歩間違えるとフィルムが溶けてしまうのだとか。プロの腕の見せ所というわけです。

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ヒーターでガラスに合うようにフィルムを整えたら、いよいよガラスに貼付けです。まず初めに、フィルムの裏に貼ってある保護シートが剥がれやすいように、作業台の上で液剤をフィルムとの間にスプレー。


それが済んだら、フィルムを巻いていきます。これは車内でフィルムをスムーズに貼り付けるための準備。巻いたフィルムはフロントウインドウの内側で徐々に保護フィルムから剥がすように貼り付けていきます。


そうそう、フィルムを貼る前にフロントウインドウの内側にも液剤をしっかりとスプレーしておきます。


フィルムの位置をガラスの内側に合わせたら、ヘラを使ってガラスとフィルムの間にある液剤を外に押し出していきます。簡単に見えますが、押す角度を間違えるとフィルムが折れてしまうので気が抜けない作業です。




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大小、いくつかのヘラを使って、液剤を完全に押し出すとフィルムはのりによってガラス面に密着。フィルムを貼った直後は、間に薄っすらと縞のようなものが見えますが、完全に乾燥すればまったくの透明になるそうなので心配はないそうです。


余談ですが、LFTではプロのフィルム施工屋さんを対象に、より効率よくフィルムを施工するためのプロ向け最新フィルム施工技術講座を順次開講するそうです。どんな講座なのか、体験してみたいものです。気になるプロの方はLFTに問い合わせしてみるといいんじゃないでしょうか。



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■フィルムとガラス面の内側にある液剤をヘラで押し出します。やってみたいけれど、失敗したら大変。まずはサイドウインドウにうまく貼れるようになりたいな。

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作業開始から3時間弱。フロントにフィルムがキレイに貼られました。ちょっと見にはフィルムが貼ってあるようには見えません。というか、よく見てもわかりません。そのくらい透明度が高く、自然な仕上がりなんです。


さてその効果はというと、前席の快適性は確実にアップしました。強烈な日差しのジリジリ感も、確実に低減。日差しが暑いときにサンバーザーを下すと、熱気が遮られますよね。ちょうどあんな感じで暑さを感じなくなったんです。その遮熱効果は抜群。


ただ、今度は今まで感じたことがない後頭部が暑いという現象を体感。リヤウインドウ回りにフィルムを貼っていないので、後ろからの熱気をもろに感じちゃったんですね。


ダブルバリアフィルムの入門編として、まず、前席左右のサイドウインドウにフィルムを貼るのはとても効果的だと思います。でも、やっぱり快適性アップを考えたらフロントにも貼りたいもの。


そして後席にも人が乗る機会が多ければ、是非リヤ周りにも貼りたいな。

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■フロントウインドウのフィルム施工前計測値

J32ティアナのフロントウインドウは、可視光線透過率79%。IRカット率68%。UVカット率100%。標準でも紫外線カット率は優れていけれど、赤外線カット率はあまりよくないようです。やはり、透明度を確保しながら紫外線カットと赤外線カットの効果を同時に高めるのは難しいため、片方優先になりがちなんですね。


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■フロントウインドウのフィルム施工後計測値

フィルム施工後のフロントウインドウは、可視光線透過率76%。IRカット率91%。UVカット率100%になりました。可視光線透過率の低下はわずかなのに、赤外線カット率は大きく向上しています。透明度を確保しながら紫外線カットと赤外線カットの効果を両立できる点がLFTダブルバリアフィルムの優れているところなんですね。


追記:パワフルなクルマに初めて乗るとビックリしますが、しばらく乗っていると意外に慣れちゃいますよね。同じように、断熱フィルムの効果もしばらく乗っていると慣れちゃって、しっかりと遮熱してくれているのに、普通に思えちゃうことがあります。


でもね、そんな時はフィルムを施工していないクルマに乗ってみると、ダブルバリアフィルムのすごさを再確認できます。じつは自分のクルマに乗って広報車を借りに行って、乗り換えて帰宅したんですが日差しの暑さにビックリ。助手席に乗った妻も、あれっこのクルマ、日差しが暑いね、と同じように違いを感じたようです。いや~、ダブルバリアフィルムの赤外線カット効果は偉大です。


取材協力:エルエフティー ☎045-620-3401 https://www.lf-t.jp