2015年 全日本学生自動車連盟関東支部 新人戦レポ

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投稿日時
2015/03/02 17:44
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2月26日、富士スピードウェイにて当部の所属する学生自動車連盟関東支部の新人戦ジムカーナが行われました。

加盟校の一年生と二年生が参加する大会で、当部の一年生と二年の矢沢さんにとってはこれがデビュー戦です。

免許の取得の遅れで本格的な競技開始が遅くなり一時はどうなることかと思われた一年生でしたが、他大の一年生と肩を並べて戦うという舞台に絶対に勝ってやるという気持ちが高まり、この日に向けてみっちりと練習を積み重ねてきました。

その成果を発揮すべく挑んだ新人戦は、各々非常に感慨深いものになったと思います。

当記事はその注目の新人戦についてレポートしたいと思います!

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大会当日の朝。

天気は生憎の曇り。

今にも雨の降りだしそうな空模様の中、会場のゲートオープン前から駐車場には部員たちがずらりと勢ぞろいしていました。

我が部の部員たちも、一秒でも早い会場入りとコースの慣熟歩行を行うために早朝から待機。気合十分です。

一年生の僕も朝は四時起き、吉川と二人で都内からレビンでやってきました。

道中で2度のミスコースを経験するものの、何とかゲートオープン前には到着することが出来ました。

会場に近づくにつれて、同じ目的地を目指していそうな車両にもちらほら遭遇し、いよいよ新人戦だなぁという感慨が深まったのを覚えています。

到着後、その場でできる車両準備を進めながらゲートオープンを待つ間に、他大の部員とも交流を行いました。

そうこうしている間にゲートオープン、いよいよパドック入りが開始しました。


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パドックに入り車両準備が完了すると、選手はコースの慣熟歩行を開始。

当部員は他のどの部員よりも早くコース入り、どこの部員より気合が入っていたと思います。

コースは新人戦ということもありシンプルでしたが、その分基本操作への習熟度が求められます。

入念にパイロンの位置をチェックして理想的なラインを考え、何度もコースを歩きます。

デビュー戦に挑む部員にとって、二本だけしか走れないと言う経験は今回が初めてです。

初の公式戦に向けて、限られた本数の中でちゃんと良いタイムが出せるのか?という不安が付きまといます。

少しでも一本の密度を上げるために、それぞれが念入りに慣熟歩行を行いました。

その後の車検で一波乱。

木下さんシティの準備が人手不足で遅れ気味に。更に直前に車内の配線の保護などを指摘されて車検の完了が滑り込みに。

結果的には無事通過出来ましたが、危ない展開でヒヤヒヤしました。

そしていよいよ競技開始です!

当日の出走は当部からは9人

レビン:吉川、大塚、大屋、尹
インテグラ:大脇、小林、斎藤、矢沢
シティ:木下

吉川、大塚、矢沢さんはEF8 CR-Xでの出走予定でしたが、直前のマシントラブルで出走車両が変更になりました。

準備中に雨が降り始めウェットの路面になりましたが競技は順調に進み、いよいよ吉川の出走を皮切りに当部員のデビュー戦が開始!

各々の結果と感想は後述しますが、みんなデビュー戦にしては上々の走りを見せ、順調に競技は進んでいきました。

同じ土俵で戦いながら、自分と他人の走りを比較するという経験はとても刺激的でした。

そしていよいよ期待のエース、木下さんの出走です。

ウェットコンディションの中びっくりするほど綺麗で安定した走りを見せた木下さんは、出走順ではかなり後ろの方にもかかわらずそれまでの選手のベストタイムを三秒近くも引き離してトップに!

アナウンスでも「異次元のタイム」と評される驚きのタイムに、部員一同も大いに沸きました!

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午後、二本目の走行が始まり一度はそのタイムも塗り替えられてしまい緊張の局面に!

しかし、冷静で完璧な走りを見せた木下さんは宣言通り二本目でも着実にタイムアップ、わずか0.04秒差という超接戦を制して見事優勝を果たしました!

これまで学連では目立った成績を残せていなかった当部としては、総合優勝を勝ち取ったことは大きな快挙です!

一年生は初の大会参戦で経験を積めただけでなく、他の一年生の速さや先輩方の雄姿を見ることでより一層モチベーションを高めることとなりました。

雨天で寒空の下の大会でしたが、非常に熱い一日でした。

以下、優勝者ヒーローインタビューと新人選手の感想です。

また、リザルトに関してはエントラントが多いため集計が追い付いていないらしく、本記事には掲載できません。

後ほどホームページで公開いたしますのでご了承下さい。


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木下(総合優勝)

今回の優勝は個人的に1年間の競技シーズンの幸先の良いスタートとなったという点でもちろん最高に嬉しいイベントとなったのですが、それ以上に東大自動車部として大きな意味があったと考えています。

あくまで競技のリザルトだけで個人的に判断した結果でありますが、最近までの東大自動車部は七帝戦、学連の大会でも強豪校に立ち向かえるだけの戦闘力を持っているとは言えませんでした。

「部内で一番速い」と言われてもどうせ大会では勝てない…という無力感のようなものが漂っているような感じもあり、どうしても「絶対に勝ちを狙っていく」というモチベーションが生まれにくい環境だったように感じます。

しかし、ここで優勝という結果を獲得したことで部内のモチベーションが上がり、特に1年生が「ちゃんと練習さえすれば本当に勝てるんだ!だったら自分も頑張ろう!」という気持ちになってくれれば、この結果は東大自動車部にとって単なる優勝という以上の意味が生まれるのではないかと思います。

目指せ!七帝戦優勝!!



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レビン

吉川
結論から言うと、雨の影響で自分の走りが出来ませんでした。

雨の浅間台でCR-Xを何度もスピンさせた経験があり、ほとんど乗ったことのない車で雨の中ずんずん踏んでいくのは、どうしてもためらわれました。

何より、第一出走者が車を壊して後の人が走れなくなることが一番不安でした。

こうして慎重な運転しかできずに終わってしまったわけです。

CR-Xが、壊れさえしなければなぁ…

今は、自分の車で大会に出ることが目標です!

大塚

乗りなれていない車でのウェットの路面は不安でしたが、先輩方の指導やミーティングでの動画研究のおかげで悪くない成績が残せたことに感謝しています。

しかし二本目のPTや思うようにいかなかったと感じる部分には不満が残りましたし、たったの二本で結果を残すということの難しさを痛感しました。

他大の一年生達も思った以上にレベルが高く、大いに刺激を受けました。

今後は自分の車でガンガン練習したいです!

大屋
1走目は進入で速度を落としきれず、スピンしかけて慌てて立て直すという危うい走り。

その反省を生かして2走目は十分減速して……と意識はしたものの、動画で確認すると全く変わってない!

イメージと実際の動きが全然違っていました。

自分の走りを動画で確かめるのは大切ですね。

反省点が多い分色々と勉強になった新人戦でした。

今後に繋げていきたいと思います!


あまり練習に行けていなかった自覚はあったので、結果については端から期待していませんでしたが、濡れた路面に臆して全然アクセルを踏めず、また先輩に教わったことも活かせぬまま中途半端な走りにななってしまったのが非常に悔しかったです。

あと、車検はちゃんとやろうと思います。


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インテグラ

矢沢
新3年にして初の公式大会となった新人戦、結果は部内最下位と後悔が残りました。

課題としては、まずは慣熟走行でコースを覚えてラインがイメージできるようになり、走行時には最低車速と平均車速をできる限り上げることを目指します。

夏の七帝戦に向けて練習と大会の経験を積み続けようと思います。
大脇
最近はいろいろトラブルが起きていたので、まずはきちんと競技を全うできて一安心です(笑)。

初の公式戦やウェットコンディションということで、不完全燃焼な部分はありましたが、今回の経験を活かしてこれからの練習をがんばりたいと思っています!

おわりに

今回の大会は練習での幾度とないマシントラブル、直前での出走車両のトラブル、当日の雨、寒さ、車検での一波乱など一筋縄ではいかないものでしたが、その分実りも多い大会だったと思います。

特に新人の僕らにとっては、これまでの練習の成果を実感し、各々の新たな課題を見つけ、他大の同期の速さを見せつけられ、先輩の優勝を目の当たりにした今回の大会は非常に大きな意味を持ったと思います。

それだけではなく、この大会に向けて部内で「みんなで速くなろう!」と言う雰囲気が盛り上がり、先輩後輩間の連携も密になってきたことは、今後の部活にとって大きな資産となります。

この空気を大事にして、「みんなで勝ちに行く東大自動車部」を作って行けたら良いなと思います。

文:大塚