第63回 ESP関連会社が事故2日後に旧車イベントを開催!?

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投稿日時
2016/01/17 19:55
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本日は小河内ダム第二駐車場で開催される「東京旧車会 奥多摩定例会in奥多摩」に行ってきました。このミーティングは毎月第3日曜日の午前9〜12時頃まで開催される定例イベントです。

家を出るのが遅くなってしまったので、私が会場に到着したのは11時前でした。途中、いすゞ117クーペやベレットと擦れ違ったので「あ、予定通り開催しているんだ・・・でも、終わりの時刻が近いから参加者はみんな帰っちゃったかな?」とも思ったのですが、予想に反して30台以上の旧車が駐車場に並んでいました。

会場に集まったクルマは、ハコスカ、S30型フェアレディZ、トヨタ2000GT、初代セリカ、117クーペ、ベレット、ジェミニ、FTOなど国産勢を中心に堂々たる布陣です。数は少ないですが、国産車以外にもオースチン・ヒーレー・スプライト、アルファロメオ・ジュリエッタ(初代)、モーガンなどが参加していました。

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旧車ファンの私はいつもなら晴れやかな気持ちでミーティングを心から楽しめるのですが、今日だけは違いました。それというのもこのミーティングの主催者が、15日に碓氷バイパスで大事故を起こしたESPの関連会社・いすゞスポーツ(株式会社イーグル3)だったからです。

組織的にはESPといすゞスポーツは別会社になってはいますが、同じイーグルグループであることには変わりがありません。法的にはともかく、道義的にはあれだけの大事故の直後に定例会とは言え、関連会社が催し物を行うことには違和感を覚えます。事故で被害に遭われた方、肉親をなくされた方はさぞ複雑な気持ちになられることでしょう。

じつは家を出るまでは通常通り定例会を行うのか確認が取れませんでした、いすゞスポーツのHPには事故前の1月10日付けで開催を告知する案内が掲載されていましたが、それでもあれだけの事故のあとですから、おそらく中止になるのではないかと思っていたのです。ところが無駄足を覚悟で会場を訪れると予定通り定例が行われていました。

参加者の方に話を伺うと、事故のことは知っていたようで「ボクも本当に開催するのか確証のないまま来てみたが、会場に着くと予定通り開催されていた。社長さん(ESPではなくいすゞスポーツの社長)もいつも通り来ていたよ。今回は雑誌(芸文社「ノスタルジックヒーロー」誌)取材の予定が組まれていたのでやむなく開催したのではないか?」と語っていました。ただ影響はまったくなかったわけではなく、会場を散策していると事故の話題を口にしている人の姿をそこかしこで見かけました。

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あくまでも私個人の意見ですが、関連会社の引き起こした事故とは言え、社会的影響や被害者や遺族感情、グループとしての責任を考えれば今回の定例会は中止、あるいは延期すべきではなかったかと思います。雑誌取材が予定されていたとして事情が事情です。ノスタルジックヒーロー誌は奇数月の発売ですので、次号は3月1日が発売日です。締め切りにはまだ余裕がありますから、仮にこのミーティングを取材できなかったとしても記事の差し替えは時間的に十分可能だったはずです。

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また、取材するノスタルジックヒーロー誌にしても、事件報道などから事態の重大さは十分に理解できていたことでしょう。

最近、同誌を読んでいないので詳しいことは知りませんが、いすゞスポーツが広告クライアントだったとしても、取材の延期を申し出る勇気が必要だったのではないでしょうか? 雑誌として世に出してしまえば、関連会社が事故を起こした直後に取材をしたことが読者に一目瞭然となります。当然、それに対して批判の声が挙がることは予測ができることでしょう。結果的に取材を延期することが雑誌と広告クライアントを無用な混乱から未然に守ることにつながると思うのですが・・・。

「毎年取材していることだから」とルーチンで取材予定を立てているとしたら、それはあまりにも思慮が不足しています。その意味ではノスタルジックヒーロー編集部、および芸文社の姿勢にも疑問を感じます。

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右はイベントの様子を伝えるいすゞスポーツのHP。

http://is117.net/blog/2016/01/17/%E5%A5%A5%E5%A4%9A%E6%91%A9%E4%BE%8B%E4%BC%9A-9/