第161回 アルファロメオ4Cスパイダー(5)

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投稿日時
2016/09/27 22:33
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(前回の続き)FCAジャパンより借り出したアルファロメオ4Cスパイダーは鮮やかなプロトタイプイエローです。借り出すときに確認はしなかったのですが、どうやら一昨年の第44回東京モーターショーでジャパンプレミアとしてお披露目されたのと同一車両のようでした。

立体駐車場から引き出されたアルファ4Cスパイダーのファーストインプレッションは、機能美とスタイリングの巧みな融合による美しさ。

イタリアンスポーツらしい流麗なシルエットを持ちながらも面構成はシャープかつエッジが効いていて意外にも筋肉質です。ハリウッド女優に例えるとキュートな美女でありながら、ほど良く鍛え上げた肉体美を持つキャメロン・ディアスのイメージでしょうか?

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ショー会場での出会い以来、すっかり彼女の虜になってしまった私ですが、あのときは所詮「花電車」だったわけですけど、これから数日間はたっぷり憧れの彼女と甘い時間を過ごせると思うと、思わず顔がにやけてきてしまいます。

借り出す前に広報さんとともにクルマの周囲を回って外装の確認を行います。ディメンションは全長3990mm×全幅1870mm×全高1185mmと最近のスポーツカーの中では比較的コンパクトなのですが、やはり全幅が効いているのか、実車はサイズ以上の存在感を示していました。

トップかけた状態ですとライトウェイトスポーツということで乗り降りは身体を捻り、アクロバティックな動作を要求されますが、オープンにしてしまえば頭を遮るものがなくなるので乗り降りは意外とラクチンだったりします。乗り込んでしまえばコクピットはタイトながらも意外と快適で、スポーツカーとしては居住性は悪くありません。

ドライバーズシートに収まってまず感じたのは、ボディ剛性感の高さです。体重90kgの私が乗りこんでもフロアやピラーが岩のように硬く、ボディのしなりをまったく感じません。1㎜もクルマを動かさず、乗っただけで剛性感の高さを認識したのは4Cスパイダーが初めてです。イタリア車、それもオープンカーではまったく考えられないことです。

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唯一残念だったのは試乗車が右ハンドルだったこと。サイズ的に余裕の無いコンパクトスポーツ故に、そのしわ寄せはペダルオフセットというカタチで表面化しています。いくら日本の交通環境では右ハンドルのほうがメリットが多いとは言え、運転を楽しむスポーツカーまで無理にハンドル位置を変える必要はないと思うのですがいかがなものでしょうか? ペダルの取付け剛性感やタッチが秀逸だっただけに何とも残念です。少なくとも私が身銭を切って4Cを買うのなら絶対に左ハンドルを選びます(続く)。