第164回 アルファロメオ4Cスパイダー(8)

操作メニュー
投稿日時
2016/09/28 21:19
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(前回の続き)お台場周辺を軽く流したあと、有明インターから首都高に乗り、千葉方向へ向かいます。高速への接続路を一気に加速してからは流れに乗って走ります。

最近のダウンサイジングーボの例に漏れず、80〜90km/hの高速巡航ではエンジンの回転数は2000回転前後となり、エンジン音も大人しくジェントルな走りを見せます。

即突対策と歩行者保護のためにウェストラインが高くなった最近のクルマとしては珍しく、4Cスパイダーの着座位置は低く、ボンネットも低いため、まるで地面に直接座っているかの印象です。ただし、ミドシップのために後方と斜め後方の視界はあまりよくありません。

サスペンションはストロークが小さく、高速のつなぎ目を超えるとそれなりにショックがありますが、剛性感の強いボディによってショックがトンと一発で収まり、あまり不快感は感じませんでした。

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のんびりと高速を巡航モードで走っていると、内装の拵えにも目が行く余裕が出てきます。

操作系が淡々と並ぶインテリアはシンプルかつ機能的なもので、800万円級のスポーツカーとしては若干物足りなさを覚える人はいるかもしれませんが、アルファ4Cはあくまでも軽量が売りのピュアスポーツ。不思議とチープさは感じません。むしろカーボンむき出しのフロアなどがスポーツカーであることを主張し、ドライバーのスポーツマインドを盛り上げてくれます。

シートは複合素材を使用した薄いバケットタイプが驕られています。座り心地は意外にも悪くなく、長時間乗車でも身体が痛くなるようなことはありませんでしたが、ホールド性は見た目ほどには良くない印象です。シート地はファブリック、レザーまたはアルカンターラ〜選べるようですが、試乗車はブラックのレザーがセレクトされていました。

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あとでクルマを降りて確認したところ、フロントフードは存在せず、トランクはリアフードの下(軽量化のためかダンパーは備わりません)、車体後端部分に110Lが確保されていました。このスペースではゴルフバックはもちろんのこと、小さな旅行カバン1つが限界でしょう。もちろん、エンジンのすぐ側にトランクルームがあるため食品などの熱に弱いものは入れられません。

彼女と1泊2日の旅行に行くくらいならなんとかなりそうですが、お土産物はクルマに積むことは諦め、宅急便で送らなければならなくなりそうです。トップを外すと幌をトランクルームに収納することになるので、オープンで走るときは旅行カバンすら諦めなくてはならないようですが・・・(続く)。