第193回 VWパサートGTEヴァリアント アドヴァンス(8)

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投稿日時
2016/10/03 16:05
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(前回の続き)実際にパサートGTEヴァリアントに乗り込んでみますと、ゴルフと同じMQBプラットフォームを採用していることもあり、コクピットレイアウトはゴルフⅦとほとんど変わらず、ステアリングホイールやシフトノブなどの意匠も共通でした。違いといえば、ゴルフでは運転席側に傾斜していたセンターコンソールが、パサートでは正面に向けて水平に配置されていることと、センターコンソール上のエアコンクラスターの間にアナログ時計が加わったくらい。ですが、質感は大きく向上しており、ワンクラス上のクルマに乗っていることを意識させられます。

インテリアは、さすがにDセグだけあってCセグのゴルフに比べて広々としています。最近のドイツ車の常でウェストラインは高いのですが、グリーンハウスが大きく取られているので、閉塞艦を感じることはありません。先代に比べてホイールベースが80㎜延長されたことも、居住性向上に貢献しているようです。

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前席シートは座り心地もよく、サイズもたっぷりしており、長時間乗車でも痛痒なさそうです。また、上級モデルということでシートヒーターとシートベンチレーションといった快適装備が備わります。コンソールの使い勝手も良好で、手をスッと伸ばしたところに必要なスイッチが並んでいるのも好印象です。ディスプレイの表示もよく練られており、カーナビや各種情報の操作しやすく、見やすいものでした。

後部シートはややバックレストが寝かせられていますが、ゴルフⅦに比べてサイズ的にゆとりがあるおかげで、お尻を沈み込ませてスペースを稼ぐようなことはしておらず、クッションも充分に厚みがあり、居住性はライバル他車と比べても見劣りしません。

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また、上級グレードのアドヴァンスにオプション設定される電動パノラマスライディングルーフは、スイッチひとつで操作可能。ルーフを全開にすれば、オープンカーのような開放感がありますし、ルーフを閉めてシェードを下げれば夏の強い日射しさえも遮ります。

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PHV化で気になるのがラゲッジルーム。フロアボードから上の部分はガソリン車と共通なのですが、床下に電池ユニットが搭載されるために、その分、床下収納のスペースが削られています。しかし、荷室容積は483~1613L(ガソリン車は650L~1780L)とクラストップレベルにあるので、アウトドアなどのレジャーユースでも実用上の問題はないでしょう(続く)。

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