第195回 VWパサートGTEヴァリアント アドヴァンス(10)

操作メニュー
投稿日時
2016/10/03 22:09
[写真]

(前回の続き)パサートGTEヴァリアントは剛性面で不利なワゴンボディですが、フロアは強固ですし、テールゲート付近のばたつき感は微塵も感じさせず、内装の立てつけもしっかりしており、運転した印象ではセダンに比べてさほど遜色のない印象です。

ボディサイズが近いメルセデスベンツC350eステーションワゴンとスペックを比べてみると、パサートGTEヴァリアントのほうが100kgほど軽くなっています。これはボディの溶着とレーザー溶接、スポット溶接を部位ごとに最適なものを使い分けることによって、軽量化と高剛性の両立を得ることに成功しているわけです。すなわち、このクルマのボディは、VWの高い技術力の証左になっているわけですね。

[写真]

試乗車は235/45R18というひと昔前のスーパースポーツのようなタイヤが履かされておりましたが、その割には思いのほか乗り心地が良かったことに驚かされました。ただ、良路はともかくとして路面が荒れた道ではアシが若干バタつくような印象を受けました。また、相対的には軽くても、やはり絶対的には重い1,8tもの車両重量は、このサスペンションには些かにが勝ち過ぎているようで、段差を乗り越えるとサスペンションのアッパー側の収まりが少し悪い印象を受けました。

[写真]

今回は高速7:一般道3の割合で約400km試乗しました。注目の燃費は満タン法で14.5km/Lをマーク。ただし、瞬間燃費計を確認すると都内の一般道では10km/Lにも届かない有様で、TSIハイラインよりも160万円以上、TSIトレンドラインよりも250万円以上も高い金額を出してPHVを買うわけですから、もう少し市街地燃費は伸びて欲しいところです。まあ、50km以内ならガソリン代が一切掛からないEVモードが使えるのは、GTEならではの魅力なのですけどね(続く)。