ASAの、ただのクルマ好き 第185回 マフラーの排気漏れを補修しました その2

操作メニュー
投稿日時
2018/11/30 16:23
[写真]

解体部品の蛇腹部を

流用して割れた部分を修理


マフラーの振動を吸収する蛇腹部分に亀裂が入り、溶接でも修理が出来なかった愛車のJ32ティアナくん。気長に中古部品を探そうと考えていたのですが、修理工場の社長がこんな一言をくれました。


マフラーの蛇腹のところが割れちゃったんだよね? ちょうど解体した部品を捨てる箱の中でこんなの見つけたから、この蛇腹の部分だけ切り取って溶接したら?と言うんです。で、くれたのが写真の解体部品。程度も良く、蛇腹の部分もまったく問題なさそうです。


やったね、これならバッチリ。蛇腹部だけ切断してつなぐのであれば2~3時間で修理できそうとのこと。早速、作業をしてもらうことにしました。まずはクルマをリフトアップしてパーツをチェック。

[写真]

すると、なんという偶然でしょう。見た感じではエキマニと接続するフランジ部から触媒直前でカットした部分までほぼ同形状じゃないですか。この修理のために出てきたようで正直驚きです。


今回の修理は、マフラーの蛇腹部だけ交換すればOkなのですが、その前に大きな難関が。それは、マフラー全体に進行したひどいサビです。何かって? 部品を溶接するにはフロントパイプを外さなくてはいけないのですが、接続しているボルトやナットがサビで固着していたんです。


この部分がうまく緩み分解できれば問題ないのですが、もしサビの状態がひどすぎて内部まで侵食していた場合、緩めた拍子にボルトが折れてしまう可能性があるんです。


もし折れてしまったら、その部分の修理も必要になってくるわけです。というわけで、ナットを緩めるのは一か八かの賭けなんですね。


[写真]

CRCをタップリとスプレーし、ちょっと時間をかけてから慎重に力を入れると、バキッという音と共にナットが緩みました。他のナットも無事OK。ほっとひと安心です。


フロントパイプを外し、解体部品と比較してみると本当にピッタリ。フランジ部から切断部分までそのまま流用できることが確認できました。神さまありがとう。いや、社長ありがとう。本当にラッキーです。


早速長さを計ってフロントパイプをカット。今まで使っていた後半部と、新しく使う前半部を溶接で接合しました。もちろん、完全に同じ部品ではないので、遮熱版の一部をカットしたりの加工が必要でしたが、プロの手にかかればあっという間の作業。出来上がったフロントパイプは、まるで新品を取り寄せたかのように美しい仕上がりです。


出来上がったフロントパイプをエンジンとセンターパイプの間につないでみると、まさしくピッタリです。ま、合わせて加工したのですから当たり前と言えば当たり前ですが、ここまでピッタリだと感動です。


[写真]

写真を見てください。まさにボルトオンと言った仕上がりでしょ? どう見ても、ニコイチで作った部品には見えません。


エンジンをかけてみると、おー、バリバリ音がちゃんと収まりました。これで夜間や早朝でも近所に気を遣うことなくエンジンをかけて外出できますね。


今回の修理はちょっと特殊な加工となっちゃいましたが、解体パーツや他のモデルから部品を流用すれば、うまく、そして安価にクルマを修理できることを実感。


みなさんも予算が厳しいときはクルマの整備工場で相談してみてはどうでしょう。もしかしたら格安で愛車の修理が出来ちゃうかもしれませんよ。

[写真]





■ニコイチで仕上げたとは思えないフロントパイプ。解体部品流用による仕上げとは思えないでしょ?

[写真]





■このメッシュ部の内側にある蛇腹パイプに亀裂が入って排気漏れを起こしていたようです。

[写真]





■これが新しく接続した蛇腹部。メッシュの形状が違いますが、まったく問題なく使えました。