ASAの、ただのクルマ好き 第196回 マツダ3のプロトモデルに北海道で雪上試乗! 

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投稿日時
2019/03/31 23:18
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見た目もいいけど

中身はもっといいんです


ご無沙汰しちゃってごめんなさいね、ASAです。あっと言う間に春になり、桜もそろそろ満開。これからどんどんと暖かくなってくるのが待ち遠しいです。寒いの苦手なんで・・・。


そんな時期にちょっと季節外れの内容なんですが、雪上試乗会のお話です。で、なんでこの時期に、といいますと、じつはこの1月からアメリカで順次発売になっている新型マツダ3のプロトモデルに、北海道は剣淵にあるマツダのテストコースで試乗できたからなんです。


マツダ3といえば、日本名はアクセラ。そう、この新型マツダ3は近々に日本で発売予定の新型アクセラと同じモデル。いったいどんなクルマに仕上がっているのか興味津々です。


試乗前の説明では、マツダの理念ともいえる”走る歓び”をさらに追及して根本を見直して設計したというのです。具体的にはどんなことをしたのかというと、以下のとおり。



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新型マツダ3の開発で重点が置かれたのは、新世代車両運動制御、スカイアクティブ・ヴィークル・ダイナミクスと、新世代車両構造技術、スカイアクティブ・ヴィークル・アーキテクチャーの2点です。


前者は、エンジン、トランスミッション、サスペンションなど個々のユニットの統合的な制御のさらなる進化。そして後者は人が座るシートからボディ、シャシー、タイヤまで、クルマの構造(アーキテクチャー)全体をコーディネイトするというものだそうです。


新世代車両運動制御では、G-ベクタリングコントロール、GVCが進化したGVCプラスを搭載しています。この技術はすでに新型CX-5に搭載されているもので、従来のGVCにブレーキによる車両姿勢安定化制御を追加することで、より高い安定化効果を実現しているんです。これは、旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで従来タイプのGVCよりも安定性を向上る効果があるんだそうな。

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新世代車両構造技術では、3つの柱を立てています。1番目は「人間中心の発想」の進化。2番目は「人間の能力を最大限に発揮できる車両構造の考え方。そして3番目は個々のシステムより「クルマ全体のコーディネイト」を重視するというものです。


これは、人間が持つ体の能力を最大限に生かせるクルマとの一体化を目指すもので、言い換えれば「あたかも人が歩いているかのように自然にクルマを運転できる」こととの説明がありました。


このために、きちんと座れるシートを研究して新設計で開発としたというんです。え~、シートを一から見直しとは相当なこだわりが感じられます。しかも、シートだけでなくシートを固定する構造もクルマ全体で見直というから徹底してます。


また、サスペンションのジオメトリーや細部のチューニングにより、乗員に無用な入力が入らないようにしたとのこと。


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これらを全体的に最適にコーディネイトした結果、ドライバーが本来の能力を引き出し、クルマをより滑らかに操ることができるようになったとのこと。簡単に言ってしまうと、従来モデルをさらに煮詰めたということなんですが、その効果はビックリするくらいの違いを感じさせてくれました。


走りの違いが体感できるように、現行アクセラと新型マツダ3で比較試乗してみたところ、その差は歴然。新型マツダ3ではGVCとGVCプラスに切り替えられるようになっていたんですが、GVCプラスにした途端にクルマの挙動がビシッと安定するじゃありませんか。


さらに、シートの違いやサスペンションのセッティングの違いも実感。現行アクセラのFWDモデルでも雪上でこんなに走れるんだな、と再確認できたのですが、新型マツダ3に乗り換えて走ってみると、車両安定性が格段に高く感じられ、より安心して運転を楽しめたんです。


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ちなみに、今回用意された試乗車は、北米仕様と欧州仕様の新型マツダ3開発車両です。すべて左ハンドルで、FWDの6AT仕様。AWD仕様は残念ながら今回は用意されていませんでした。


ボディは、セダンと5ドアHB両方が用意されていましたが、マツダ3とアクセラではボディ細部の意匠が異なっている部分もあることから、ご丁寧にも外装にはカムフラージュが施してありました。貼るの大変だっただろうな。


また、エンジンは、1・5ℓ、1・8ℓのディーゼルと2ℓ、2・5ℓのガソリンの4種類が用意されていたんですが、気になる圧縮着火の新ガソリンエンジン、SKYACTIV-X搭載モデルはなし。ま、コイツはちゃんと出来上がってから乗せてくれるというので楽しみに待っていましょう。



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今回の試乗会に間に合わなかった4WDモデルですが、聞くところにいれば、i-アクティブAWDも進化したものが搭載予定だそうです。


で、新しいシステムがどんな効果を生むのかだけでも体験できるように、なんと現行CX-3にそのシステムを搭載した開発車両を用意しておいてくれました。


この開発車両は、現行のi-アクティブAWDシステムと進化版システムをスイッチで切り替えができるようになっていました。溶けてシャーベット状になっているコースを、まず現行仕様で走ると、ちっとも曲がってくれません。


ところが、スイッチを進化版に切り替えると同じクルマとは思えないくらいスッと曲がってくれるじゃないですか。この差にはビックリ。ちなみに、より効率よく駆動力が配分できるので、進化版では実用燃費の改善も見られるそうですよ。

今回の試乗は、左ハンドルのプロトモデル。しかも限られた条件でしか走ることが出来なかったのでハッキリしたことは言えませんが、そんな短時間の中でも新型アクセラはきっと乗って楽しいクルマに仕上がってきそうだ、と感じました。


2・5ℓのAWDなんか良さそうだな。できればかつてのファミリア4WDターボみたいに、スポーツバージョンなんかも出してほしいなぁと個人的には思ったのでした。500psなんていらないので、300psくらいのモデル出してくれないかなぁ。お願いしま~す。