複数株主の「益子社長辞めるべき」に ゴーン会長「結果出せると信じている」

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投稿日時
2017/06/23 12:13
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本日午前、一年前に燃費不正で揺れた三菱自動車工業の株主総会が開催された。出席者は486人。以下はその要約。


益子社長の挨拶。

昨年10月に日産と資本提携した。ルノー日産アライアンスに参加した。

新たな持続的成長の可能性を切り開くもの。

燃費不正について改めてお詫びします。経営課題、活かしきれていない経営資源について考えさせられた。高い商品力を持った商品主導で業績回復を図る。アライアンスのツールボックスを活用する。

独立性を保ったマーケティングを行なっていく。環境問題を通して、企業としての社会的使命を果たしていく。安全装備充実も開発の柱に据えていく。


販売店を2017年度は28店舗を電動車店舗に改装する。将来200店。今年度販売の国内9万台販売を目指す。エクリプスクロスを投入。

コミット&ターゲットのもと、古い社風を変え新しい風を入れるため、「社長」を捨て「CEO」とする。改革と業績回復に全力で取り組む。


ゴーン会長の挨拶。

一年前の三菱自動車ではない。三菱は電動化、4WD技術の融合が強み。商品ラインナップ拡充の取り組みはワクワクする。

アライアンスの一員となったことがV字回復の原動力となった。

アライアンスは三菱を支配するものではない。コスト削減、投資最適化、プラットフォーム、技術へのアクセス拡大、ベンチマークの共有。

今年度102.9万台販売。700億円の営業利益を見込む。


質疑応答。

ゴーン会長。

益子さんは指揮をとるのにふさわしい人間。三菱のアイデンティティを失ってはいけない。CEOは会社の実績で評価される。彼を支える経営陣とともに株主に満足いただける結果を残せると思う。

確かな成長と業績回復により、株価は上昇すると思っている。他社に対して競争力のある配当を目指す。

益子社長。

燃費不正の再発防止、企業風土改革、ガバナンス強化は経営の最優先課題。新たな枠組みを導入。

パジェロ、ランエボの大切な技術はしっかりと伝承されている。欧米の高い環境基準は中国、ASEANでも求められつつある。思い切った選択と集中が必要。環境と安全が開発のメインストリームになる。

会社に余力ができたらいつか新しいパジェロやランエボの開発に挑戦したい。会社の現状と捨てない夢へのご理解をお願いします。

質問 益子さんはどうして徹底責任を取らないのか?辞任すべきだ。

益子社長 異なる意見や考え方があるのは承知している。何が最善なのか考え、ゴーン会長にも相談した。辛い思いをさせた従業員と家族を守る、会社の持続的成長を目指すのが責任の取り方。

ゴーン会長 情緒的ではなく過去からの信頼関係がある。三菱の人間の中で最も信頼できる人。会社の成長こそ三菱が挑むべき目標。結果で評価して欲しい。


質問 なぜ取締役の上限を撤廃するのか?

益子社長 増やすことは考えていない。増える可能性はない。必要のない条項を削除するのみ。


内部統制システムは機能しているのか?

益子社長 不正を発見できなかった点で問題があった。内部統制の強化を行った。


益子さんは自分の地位を守るためにフランスルノーに会社を安く売った。【拍手】

益子さんはまったくクルマのことを知らない人。10年間、社長に君臨してきた人。国家から責任を追及された人。なぜそのまま居残っているのか?即刻辞めるべき。益子さんが責任を取るべきだと思います。

ゴーン会長 あえて繰り返す。意見があることは分かっている。だから議決権がある。全員が賛同していないことは理解している。取締役自身が株主。ご信頼ください。まずは潜在力を発揮したい。結果を出せると信じている。


質問 海外出張でラグビー観戦に行っていないか?

英国のディストリビューターがスポンサー。先方の社長と同行したもの。仕事の一環。


質問 2009年に出して以降、アイミーヴのモデルチェンジがない。

山下副社長 EVのパイオニアを自負している。改めて練り直して、できるだけ早い時期にEVを投入したい。軽自動車は競争が激しく国内専用のため、車種効率が出ない。絞り込んで適確にやっていく。


電気系統に問題を抱えていないか?

山下副社長 会社の仕組みを改善する余地がある。直していく取り組みを行う。


議案は原案通り承認された。